施工事例

高圧ケーブル、高圧進相コンデンサ、LBS交換、UAS更新工事|埼玉県 さいたま市・医療機関

カテゴリー:

キュービクル新設・更新・撤去・修繕ケーブル更新

タグ:

#埼玉県
投稿日:2025年2月10日
更新日:2025年12月23日

高圧進相コンデンサ更新前

高圧進相コンデンサ更新後

LBS更新前

LBS更新後

 

UAS設置前

UAS設置後

ケーブル更新前

ケーブル更新後

工事の概要|法人向け高圧ケーブル・高圧進相コンデンサ・LBS交換・UAS更新工事

  • エリア  :埼玉県 さいたま市
  • 施設種別 :医療機関
  • 工期   :1日
  • 停電時間 :7時間
  • 費用レンジ:100〜500万円

さいたま市内の病院・医院から高圧引込設備の改修工事をご依頼いただき、施工が完了いたしました。医療機関の安定稼働に直結する重要な工事のため、停電や機器保護の対策を含めて綿密に計画を立てて進行しました。

高圧進相コンデンサやLBS交換、UAS(地中線用交流負荷開閉器)の設置、ケーブル交換などを実施しました。複数の機器の交換工事の流れや、医療施設での工事の注意点について解説しています。

手順・スケジュール

Step0:現地確認・PCB検査・電力会社申請(約2か月)

お客様からご相談をいただいたあと、お電話にて現状の聞き取りをさせていただきます。その後現地確認にて、既存キュービクルの状況を確認いたします。

PCB検査が必要と判断された場合は、絶縁油を採取し、専門機関に提出します。(サンプリングから分析には数週間から1か月ほどを要します)

停電を伴う工事の場合、電力会社に申請を行い、日程調整を行います。

Step1:受電停止・ケーブル引換作業、UAS取付作業・継電器リレー試験

受電が確実に停止したのを確認して、作業に移ります。まずは劣化した既存ケーブルを新規ケーブルへと交換を行いました。その後UAS(地中線用交流負荷開閉器)を設置したことで、万が一のトラブル時に迅速に対応可能になりました。
キュービクルの外部分の施工が済んだ段階で、各種保護装置が正常に作動するか確認を行います。

Step2:キュービクル内部改修(LBS・SC交換)

キュービクル内部の高圧進相コンデンサやLBS(負荷開閉器)等の交換・点検を行います。

Step3:通電試験・復電

完成後の機器動作状況と安全性を検証し、問題がなければ電力会社によって復電します。復電後、医療機器やシステムの再起動、トラブルがないか最終チェックまで行います。

Step4:産廃処理・報告書提出

高圧設備の機器交換時には、既存の変圧器・コンデンサ・ケーブルなどにPCBが含まれている可能性があるため、証明書の確認や場合によってはPCB分析が求められます。PCB含有が判明した場合は、法令で定められた期限までに適正処分を完了しなければなりません。PCBがない場合でも、撤去した機器は産業廃棄物としてマニフェスト管理のもと処理する必要があり、法令への適合を確実に行うことが求められます。

恒電社の3つの特長

導入背景・課題・解決

  • 背景:設置から約20年経過している高圧引込設備の改修。
  • 課題:停電中も医療機関の安定稼働を確保することが必須条件です。
  • 解決:停電による影響を最小限に抑える停電計画を作成しました。

停電時でも医療機関としての安定稼働を確保するため、以下のような対策を講じました。

代替電源の確保

  • 自家発電装置や無停電電源装置(UPS)への接続を検討
  • 医療機器が安全に稼働できるよう、必要な容量を十分に確保

各機器の電源コードを抜く

  • 復電・停電の繰り返しが発生する場合に備え、機器の故障リスクを低減
  • 特に精密機器やコンピュータ類は、事前にシャットダウンを行う

データのバックアップ

  • 電子カルテや診療データなど、大切な情報を停電前にバックアップ
  • 復電時のエラーやデータ消失を防ぐためにも必須

周知徹底

  • 警備会社や入院患者、病院スタッフへ停電スケジュールを事前連絡
  • 停電による異常発報が出ないように防犯・防災設備の設定を確認

機器立ち上げタイミングの調整

復電後、機器の立ち上げ手順を確認しながら慎重に通電

ルール・法律・更新目安

経年劣化による交換時期の到来

高圧機器(VCB・LBS・PAS・UGS・変圧器・コンデンサなど)は、それぞれに10〜30年の寿命があり、長期間の通電や開閉動作、雷サージ、熱環境などによって確実に劣化が進行します。接点の摩耗や絶縁材の劣化、コイルや動作機構の疲労が進むと、地絡事故や短絡事故、遮断不良といった重大なトラブルへ発展する可能性が高まります。

特に複数の高圧機器が同時期に老朽化するケースでは、個別交換よりも設備全体を見据えた計画的な更新が、安全性とランニングコストの両面で有利となります。

停電計画と更新によるメリット

高圧機器の交換には停電作業が伴うため、操業スケジュール、夜間・休日作業の可否、冷蔵・IT設備などへの影響を事前に把握し、停電を最小限に抑える計画が必要です。場合によっては仮設受電設備を設置し、業務継続に配慮しながら工事を実施することも可能です。

交換後の機器は動作の信頼性や遮断性能、耐候性が向上し、最新の保護リレーや避雷器の採用により設備全体の安全性が強化されます。高効率変圧器の導入によって省エネ効果が得られるなど、長期的なコスト削減にもつながります。

法令遵守とPCB確認の重要性

高圧機器の交換工事は、電気事業法や電気設備技術基準(電技)、内線規程に基づく設計・施工・試験が不可欠です。電力会社との事前協議により受電点や保護協調について確認し、工事後には耐圧試験や動作試験による適合性確認を行います。

また、古い高圧機器にはPCB含有の絶縁油が使用されていた可能性があるため、撤去前に必ず証明書の有無を確認し、不明な場合はPCB分析が必要となります。PCBが含まれている場合は、法律で定められた期限(低濃度 PCB は2027年3月31日まで)までに処理を完了しなければならず、含まれていない場合でもすべて産業廃棄物として適切に処理する必要があります。

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仕様・条件

  • 型番:UAS更新工事 方向性300A VT/LA内蔵 、 高圧ケーブル 6600VCVT38
    高圧コンデンサ 20KVar
  • 施工条件:ケーブルの納期遅延により施工時期も後ろ倒しになりました。図面表記の配管ルートと、実際現場で確認したルートと異なっており調整を実施しました。

今回のように、交換機器の納期によってはご希望通りの工事の実施が難しく、施工時期が後ろ倒しになる場合もございます。早めのご相談をおススメします。

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