高圧コンデンサ交換工事|埼玉県川口市
更新日:2025年6月30日
高圧機器の製造年月日は銘板で確認を!

埼玉県川口市にある企業の担当電気主任技術者様より、①高圧コンデンサの更新工事 ②高圧コンデンサの採油分析 ③既存高圧コンデンサの処分 ④変圧器の採油分析などのご依頼をいただきました。
国内メーカーが平成2年(1990年)頃までに製造した電気機器には、PCB汚染の可能性があることが知られています。絶縁油の入替ができないコンデンサでは、平成3年(1991年)以降に製造されたものはPCB汚染の可能性はないとされています。製造後30年以上経過した機器には、PCBが基準値を超えた濃度で汚染されているものがあります。
今回、高圧コンデンサは、1989年製・変圧器は、1991年製で微妙な製造年であることから、コンデンサのPCB検査と共にトランスの検査も行いました。
高圧コンデンサ耐圧試験
既設のコンデンサを取り外している間に、電気主任技術者様に新しいコンデンサの耐圧試験をしていただきます。耐電圧試験とは電気製品や部品が使用電圧に対して十分な絶縁耐力があるかどうかなどを確認するための試験です。
高圧コンデンサ交換時間は2時間
現地調査に1日行かせていただき、キュービクルの位置やボルトの位置・ケーブルの長さ・銘板の確認をさせていただきました。そこから見積もりを提出させていただき、コンデンサの納品までに約2か月。電気主任技術者の方の年次点検と日にちを合わせて工事日の決定を行いました。工事当日は、コンデンサの交換と変圧器の採油で2時間程の作業時間となりました。

コンデンサ交換前

コンデンサ交換後
高圧機器PCBに関するご相談はお早めに
サンプリングから分析には数週間から1か月ほどを要し、処理施設の予約や行政への届出手続きなどを考慮すると、最短でも数か月から半年程度かかる場合があります。PCBの含有が疑われる場合は、早めにご相談ください。
PCBに関する”よくある12の疑問”を弊社サイト内にてご紹介しています。ご一読いただければと思います。
高圧受変電設備(キュービクル)の新設・更新の専門業者㈱恒電社
高圧受変電設備(キュービクル)の交換工事は、専門的な知識と技術が必要です。
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