施工事例

高圧ケーブル&LBS更新工事|埼玉県 伊奈町・工場

カテゴリー:

キュービクル新設・更新・撤去・修繕ケーブル更新

タグ:

#埼玉県
投稿日:2025年8月26日
更新日:2026年1月8日

高圧ケーブル柱上更新前

高圧ケーブル柱上更新後

キュービクル内高圧ケーブル更新前

キュービクル内高圧ケーブル更新後

コンデンサ用LBS更新前

コンデンサ用LBS更新後

動力トランス用LBS更新前

動力トランス用LBS更新後

電灯トランス用LBS更新前

電灯トランス用LBS更新後

工事の概要|法人向け高圧ケーブル更新&LBS更新工事

  • エリア :埼玉県伊奈町
  • 施設種別:食品工場
  • 工期  :1日
  • 停電時間:6時間
  • 費用レンジ:100〜500万円

埼玉県伊奈町にある食品関連工場様より、経年劣化による事故防止を目的とした高圧ケーブルおよびLBS(高圧交流負荷開閉器)の更新工事の依頼を受け、施工が完了しました。

LBSは長期使用により絶縁性能の低下や開閉動作不良が発生しやすくなります。また、食品工場・倉庫では電力停止が冷蔵・冷凍設備や調理機器に直結し、製品の品質や事業継続性に重大な影響を及ぼします。

今回の工事に至った背景、経年劣化によるリスクに加え、交換工事の流れをご紹介します。

手順・スケジュール

Step0:現地確認・電力会社申請(約2か月)

お客さまからご相談をいただいた後、お電話にて現状の聞き取りをさせていただきます。その後現地確認にて、LBSの設置状況を確認いたします。

LBSが主遮断装置として使用されている場合は、電力会社へ更新の申請が必要です。また、停電を伴う工事のため、電力会社との日程調整も併せて行います。

Step1:受電停止・既存LBS撤去

電力会社立会のもと、受電が確実に停止したことを確認して作業を開始します。

まず安全措置(接地線取付、表示ロックアウト)を確保したうえで既設LBSの撤去に入ります。一次側・二次側の高圧ケーブルを慎重に開放し、LBS本体を取り外します。撤去後は盤内の清掃や端子状況の点検も行い、新設準備を整えます。

※高圧ケーブルの更新も必要であれば、ここで更新作業を行います。

Step2:新LBS設置・結線・試験

新しいLBSをキュービクル内に設置し、レベル調整・固定を行います。続いて、一次側・二次側ケーブルを正確に結線し、以下の試験を実施します。基準を満たし、安全性が確保されていることを確認します。

  • 絶縁抵抗測定
  • 導通試験
  • 操作機構の動作確認(開閉動作のスムーズさ)
  • 保護要素との連動確認(ヒューズ連動、トリップ条件の確認)

Step3:復電作業・最終点検

電力会社にて受電再開を行い、LBSが正常動作しているか以下の項目で最終チェックを行います。問題がなければ復電完了となります。

  • LBSの開閉操作
  • 負荷側電圧の確認
  • キュービクル内の温度・異音・振動の確認
  • 締付・表示ラベル・安全表示のチェック

Step4:産廃処理・工事報告書提出

撤去した旧LBSやケーブル端材を産業廃棄物として適切に処理します。最後にお客さまへ以下を提出し、工事完了です。

  • 工事報告書
  • 絶縁抵抗値・導通結果などの試験成績書
  • 使用機器の仕様書
  • 今後の保守点検のご案内

恒電社の3つの特長

導入背景・課題・解決

  • 背景:高圧ケーブル・LBSの経年劣化による事故リスク減少のため、更新工事を実施しました。
  • 課題:LBSの絶縁劣化・高圧ケーブル劣化による短絡・地絡事故のリスクが大きいことと、停電で稼働停止した場合の損失の大きさが課題でした。
  • 解決:更新工事により、劣化によるリスクが減少し信頼性を向上させました。

ルール・法律・更新目安

同時更新が有効となる老朽化リスク

LBSと高圧ケーブルは、受変電設備の中でも電源の開閉・送電を担う重要な構成要素であり、いずれも経年劣化による事故リスクを抱えています。LBSは15〜20年を超えると接点摩耗や操作機構の疲労により動作不良が発生しやすくなり、高圧ケーブルも20年前後で絶縁体の劣化やトリーイング現象が進行します。どちらか一方のみを更新しても、もう一方の老朽化が原因で地絡・短絡事故が発生する可能性があるため、更新時期が重なる場合はLBSと高圧ケーブルを同時に更新することで、事故リスクを一括して低減できる点が大きなメリットとなります。

停電計画と更新による設備信頼性向上

LBS交換と高圧ケーブル交換はいずれも高圧系統の停電を伴うため、同時施工とすることで停電回数を1回にまとめられる点は大きな利点です。操業スケジュールや夜間・休日作業の可否を踏まえて工程を計画し、必要に応じて仮設受電設備を活用することで、業務への影響を最小限に抑えることが可能です。更新後は開閉動作の確実性とケーブルの絶縁信頼性が向上し、地絡事故や遮断不良のリスクが大幅に低減します。LBSと高圧ケーブルを同時に更新することで、高圧系統全体の安全性と長期的な安定運用が実現できます。

【法令遵守と撤去時の注意点】

LBSおよび高圧ケーブルの交換工事は、高圧設備の変更に該当するため、電気事業法、電気設備技術基準(電技)、内線規程に基づいた設計・施工が必須です。電力会社との事前協議では、保護協調や設置位置、ケーブル仕様、接地方式などを確認し、工事後には耐圧試験や絶縁抵抗測定、動作試験によって安全性を検証します。また、古いLBSにはPCB含有絶縁油が使用されていた可能性があり、撤去前の証明書確認や必要に応じたPCB分析が求められます。高圧ケーブルについても、撤去物は産業廃棄物としてマニフェスト管理のもと適切に処理する必要があります。


関連記事を読む

【PCBとは? #1】PCB含有製品の処理期限とは?|背景と法的義務を正しく理解する

仕様・条件

  • 型番  :高 圧 ケーブル CVT38 ×3 EEケーブル、気中負荷開閉器 200A LBS‐6A/200
  • 施工条件:高所のケーブル交換には高所作業車を使用しました。
  • 安全対策:高所作業を行う際は、現場環境に応じて最適なサイズ・仕様の高所作業車を選定します。周囲には立入禁止区域を設定し、落下物や車両の転倒事故を防ぐため、作業帯の確保と標識設置を徹底しています。

他の施工事例も見る

電気設備工事のことなら、
“まるっと”
恒電社へご相談ください。

お問い合わせはこちら

お電話のご相談はこちら

048-728-4283
自家消費型太陽光発電はこちら