高圧受変電設備(キュービクル)新設工事|埼玉県 熊谷市・工場
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更新日:2025年12月24日





工事の概要|法人向け高圧受変電設備(キュービクル)新設工事
- エリア :埼玉県 熊谷市
- 施設種別:工場
- 工期 :2か月
- 停電時間:電力系統切替時3時間、キュービクル更新工事10時間
- 費用レンジ:500〜1000万円
埼玉県 熊谷市にある工場の設備増設に伴い、低圧受電から高圧受電へ切り替えのご依頼をいただき、施工が完了しました。当社で自家消費型太陽光発電システムの施工をさせていただいたお客さまからのご依頼です。
今回の記事では、キュービクル新設の手順をまとめました。
手順・スケジュール
Step0:現地確認・電力会社申請
お客さまからご相談をいただいたあと、お電話にて現状の電力使用量などの聞き取りをさせていただきます。その後現地確認にて、設備状況(分電盤、負荷設備、建物構造など)を確認し、高圧受電の使用可否・安全条件を確認します。
電力会社へ高圧受電契約の申込みを行います。申込みの際に契約内容、引込線・変圧設備の仕様、供給開始タイミングなどを正式に決定します。
Step1:基礎工事・搬入準備
キュービクルを設置するための基礎を新設します。アンカーボルトの位置出し・固定、レベル調整、防水・防錆処理などを行い、搬入に備えます。
大型キュービクルの場合は、レッカー車や運搬車両の導線確保、周辺の交通整理計画も合わせて行います。
Step2:キュービクル搬入・据付
安全養生を行ったうえで、キュービクルを現場へ搬入します。レッカーや台車を用いて所定位置へ慎重に据付を行い、基礎上で水平・位置を調整しアンカーボルトで固定します。
この段階で、接地抵抗の測定・アース線の敷設も同時に進めます。
Step3:高圧受電設備結線作業・試験実施
受変電設備内(VCB・LBS・トランス等)の結線作業を行います。高圧ケーブルのルート整備、端末処理、盤内部の接続を実施し、必要に応じて二次回路(保護継電器・計測回路)の配線も行います。
接続部の締付確認、絶縁抵抗測定、耐圧試験など、安全性と性能を確保するための各種試験を実施します。
Step4:電力会社立会・受電開始
電力会社の立会のもと、最終チェック(引込ケーブル接続・保護協調の確認・警報試験)を行います。
すべての安全条件が整っていることを確認し、問題がなければ受電を開始します。キュービクル内機器の動作確認を行い、設備が正常に稼働していることを確認します。
Step5:産廃処理・報告書提出
工事で発生した端材や梱包材などを産業廃棄物として適切に処理します。最後にお客さまへ工事報告書、試験成績書、設備仕様書、メンテナンスのご案内を提出し、引き渡しとなります。
恒電社の3つの特長

導入背景・課題・解決
- 背景:工場の設備増設に伴い、電力使用量大幅増加の見込みのため高圧化をご希望でした。
- 課題:キュービクル新設における様々な工程の手続き。
- 解決:各種手続き・基礎工事・配線工事など様々な工程において、恒電社で一括サポートいたしました。

ルール・法律・更新目安
受電方式見直しによる新設の必要性
新規施設の立ち上げや増設、既存設備の容量不足などにより、安定した電源供給を確保するためにキュービクルの新設が求められるケースがあります。近年では製造業や物流施設、冷凍冷蔵設備など電力需要が増加する業態で、高圧受電への切替や新設が有効となる場面が多くなっています。
また、動力設備の増設やピーク時負荷の増大により、低圧受電では電圧降下や過負荷が懸念される場合にも、高圧受電に切り替えることで電力を安定的に供給できるようになります。将来的な設備増設を見据えて最適な容量・構成を計画することが、新設工事における最初の重要な判断ポイントです。
法令遵守と電力会社協議が不可欠
キュービクルの新設は、高圧受電設備の構築に関わるため、電気事業法や電気設備技術基準(電技)、内線規程に基づく設計・施工が必須です。電力会社との事前協議により、受電点の位置、契約電力、保護協調、引込方式、計量方式などが決定されます。設置場所についても、盤間距離、避雷器や接地の配置、雨水対策や防錆処理など、技術基準に適合するように計画する必要があります。
工事後には耐圧試験、絶縁抵抗測定、リレー動作試験などの検査を経てはじめて受電が可能となるため、法令と技術基準に基づいた確実な品質管理が求められます。
安全な施工計画と運用開始後のメリット
キュービクルの新設工事では、既存施設との電源切替が必要な場合や短時間の停電が避けられない場合があるため、操業スケジュールへの影響を考慮した施工計画が重要です。仮設受電の導入や段階的な工事により、業務への影響を最小限に抑えることも可能です。
新設されたキュービクルは、最新のトップランナー変圧器や高性能保護リレーを備えており、省エネ性や安全性、信頼性が大幅に向上します。異常監視システムの導入によってメンテナンス性も改善され、長期的には電気設備の安定稼働とコスト削減に寄与します。
仕様・条件
- 型番:
PF-S形キュービクル式高圧受変電設備 1φ30KVA 3φ150KVA
高圧期中開閉器 300A VT・LA内蔵 方向性、高圧ケーブル 6600VCVT38 E-E - 安全対策:ユニック車を使用する際は、アウトリガーを最大まで張り出し、安定盤や鉄板で路面養生を行い、車体の転倒防止に細心の注意を払っています。また、操作者に加えて補助者・監督者を配置し、周囲の安全確認を行いながら慎重に吊り上げ作業を進めます。
高所作業車を使用する際は、現場環境に応じて最適なサイズ・仕様の高所作業車を選定しています。周囲には立入禁止区域を設定し、落下物や車両の転倒事故を防ぐため、作業帯の確保と標識設置を徹底しています。







