施工事例

高圧ケーブル更新工事|埼玉県 上尾市

投稿日:2025年6月10日
更新日:2025年6月10日

埼玉県上尾市にあるテナントビルを管理される電気主任技術者様より、経年劣化による事故防止を目的とした高圧ケーブル交換のご依頼を頂きました。

現地調査は2025年2月、本工事は2025年6月に竣工致しました。

現地調査から見積もりへ

お知らせいただきたい内容と今後についての聞き取り

現地調査の日程調整、電気料金請求書の提出により「お客様番号」「供給地点特定番号」などの確認をさせていただきます。また将来的に電気設備の増設や電力容量の変更予定があるかを確認し必要に応じてケーブルの容量アップも検討します。

現地調査のポイント

見積もりを作成するにあたり、必ず現地調査はさせていただきます。

ケーブルの種類と仕様(電圧 導体サイズ メーカー)の確認


ケーブルの敷設状況の確認

 ・経路確認
  屋上キュービクルから電力会社の責任分界点までのケーブルの経路 の確認
 ・敷設方法確認
  ケーブルピット/ダクト内のケーブルの指示方法 水分の進入の有無 ゴミの堆積確認
 ・架空配線
  電柱や指示金具の状態、たるみ、損傷などの確認
 ・ケーブル端末処理部分
  高圧機器への接続部分の状況、使用されている端末の種類

工事計画・作業環境に関する情報

 ・搬入搬出経路
  新しいケーブルや工具、撤去ケーブルなどの搬入搬出経路
  クレーン使用の可否、通路の幅、段差などの確認
  大型重機の車両の乗り入れの駐車場の確保など
 ・作業スペース
  キュービクル周辺やケーブル経路における作業スペースの有無と広さ

安全確保

 ・高所作業:屋上での作業となるため墜落防止対策の確認
 ・隣接する建物や設備:作業に影響を与える可能性のある障害物(排気ダクトなど)の有無
 ・作業員の動線の確保

キュービクルの周り、電線経路、サイズ、ケーブルの種類、敷設ルート、端末処理方法などを詳細に調査します

荷揚げ・本工事

今回屋上にキュービクルが設置してあるということで、荷揚げに1日、工事に1日費やしました。

高圧ケーブルの更新の際、1階と屋上に設置してあったプルボックスも交換を致しました。
プルボックスはケーブルを配線する際に途中に設けられる箱状のものです。長い距離を電線管に通してケーブルを配線する場合、途中に曲がりがあったり、摩擦抵抗が大きくなったりして、ケーブルを引き込むのが非常に困難になります。プルボックスを途中に設けることで、ケーブルを小分けにして引き込み、スムーズに次の区間に引き出せるようにします。これにより、ケーブルへの過度な張力を避け、損傷を防ぎます。
キュービクルのケーブルの端末処理を行い、すべてケーブルの入替が終了後ケーブルの絶縁耐圧試験を行い通電しました。
夜中から朝方までの作業で7時間の工事でした。

更新前

更新後

プルボックス更新前

プルボックス更新後

高圧受電設備に関する工事は、㈱恒電社にお任せください。

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