施工事例
2023/11/16
PAS(高圧気中開閉器)交換工事|埼玉県さいたま市
投稿日:2023年11月16日
更新日:2024年8月24日
更新日:2024年8月24日
PAS更新工事の業者選びは、埼玉県の恒電社に
PAS(高圧気中開閉器)更新工事のご依頼をいただきました。
PAS交換工事のご相談の背景
PASは、(Pole Air Switch)柱上用高圧交流気中負荷開閉器といい、お客様の電柱(1号柱)と呼ばれる電柱の上に設置し、電力会社とお客さまの責任分界点に設置される保護装置のことをいいます。
オーナー様が、中古ビルをご購入になった際、電力保安員の方から「PASが錆びているので交換をするように」と言われたということでご相談を受けました。約20年の経年による設備更新となります。
PAS交換工事の流れ
既存PASを取り外し、地上で耐圧試験を行い、新しいPASを取り付けます。
同時にSOG制御器(地絡・短絡を感知しPASを開放させる機器)も新しいものへと交換を行いました。
最後に主任技術者によるリレー試験と電力会社の接続工事を行い完了です。
下見の段階で、壁面に設置している支持アームもかなり錆がひどく、その部分も防錆処理後、塗装をさせていただくということで計画をさせていただきました。
PAS交換工事の重要性
PASの錆は、ひどい場合は穴が開いて内部に水が浸入し、絶縁不良を起こして波及事故になる場合があります。外観で錆が確認されたらご注意ください。
電気事業法では、電力会社は事故に対する保証は行わないとされています。波及事故を起こした場合、事故元の責任になり、損害賠償のリスクが生じます。波及事故を起こさないためにも定期的な点検・交換工事が必要になります。
関東東北産業保安監督部の統計データによると、PAS設置後10年を超えると事故の発生が増加する傾向にあります。
電気主任技術者とご相談の上、適切な時期に設備の更新をお願いいたします。
高圧受電設備更新工事は、㈱恒電社にお任せください。