施工事例

PAS・SOG交換工事|埼玉県さいたま市

投稿日:2024年4月30日
更新日:2024年8月24日

PAS(気中負荷開閉器)・SOGの交換は、10年を目安に!

埼玉県さいたま市にある企業様よりPAS(気中負荷開閉器)・SOGの交換工事のご依頼をいただきました。

PAS・SOGとは?

PASは、柱上用高圧交流気中負荷開閉器といい、お客様の電柱(1号柱)と呼ばれる電柱の上に設置し、電力会社とお客さまの責任分界点に設置される保護装置のことをいいます。

SOGは、蓄勢過電流(Storage Over Current)の意味と、地絡継電器(Ground Relay)の2つの性質を持っています。前者は「SO」とされ、後者は「GR」とされます。

なぜPAS交換・更新が必要なのか?

電気事業法では、電力会社は事故に対する保証は行わないとされています。波及事故を起こした場合、事故元の責任になり、損害賠償のリスクが生じます。波及事故を起こさないためにも定期的な点検・交換工事が必要になります。

工事前の準備について

高圧気中負荷開閉器(PAS)や保護継電器(SOG)の交換工事には、綿密な準備が不可欠です。以下の準備が必要となります:

  • 仕様の決定
  • 電力会社との申請や協議
  • 道路使用許可の取得
  • 重機(クレーン車や高所作業車)の手配
  • リスクアセスメントの実施
  • 作業手順や計画書の作成

こうした手順を経て、工事をスムーズに進めるためにも、早めのご相談をお願いしております。

電気工事会社は、電力会社の設備を触ることはできません。電力会社に立合いを要請して、工事開始時・終了時に、電力会社の開閉器の開放(遮断)と、投入(入れる)をお願いする必要があります。

PAS交換工事時は、電力会社へ申請や協議が必要になります。お客様にご負担をおかけしないように、電気主任技術者・電力会社と連携を取りながら作業をしますが、ご依頼をいただいて工事に至るまで、数か月必要になる場合もあります。お時間に余裕をもってご相談いただければと思います。

PAS交換前
PAS交換後

      PAS交換前                     PAS交換後

SOG交換前
SOG交換後

 SOG 箱の中には制御装置があり柱上のPASとケーブルで接続後、SOG試験・耐圧試験を行います。

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