施工事例

【一般社団法人日本建築板金協会様】高圧ケーブル・UAS(UGS)更新工事|東京都港区・ビル

カテゴリー:

PAS・UGS設置・更新ケーブル更新

タグ:

#東京都
投稿日:2026年3月10日
更新日:2026年3月27日

更新前(UGS)

更新後(UAS)

工事の概要|法人向け高圧ケーブル・UAS(UGS)更新工事

  • エリア :東京都内
  • 施設種別:ビル
  • 工期  :1日
  • 停電時間:5時間
  • 費用レンジ:100万円~500万円

東京都港区にある一般社団法人日本建築板金協会様より、高圧ケーブル及び地中線用開閉器の更新工事をご依頼いただき、施工が完了いたしました。開閉器はこれまで設置されていたUGSを、UASに取り替えました。

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手順・スケジュール(高圧ケーブル更新工事)

ここでは、一般的な高圧ケーブル更新の手順についてご紹介します。

Step0:必要書類のご提出・現地確認・電力会社申請

お客さまより高圧ケーブル更新のご相談をいただいた後、まずはお電話にて現状をヒアリングします。続いて現地確認を実施し、以下の点を中心に詳細に確認します。

  • 既設高圧ケーブルの敷設ルート
  • ケーブルの劣化状況
  • 引込位置や端末処理の仕様
  • 周辺環境・作業スペース

受電点(責任分界点)に関わるケーブル更新など、電力会社への申請や事前協議が必要な場合があります。また、停電が発生する場合は、併せて電力会社への申請を行います。

Step1:受電停止・既設ケーブル撤去

電力会社立会のもと受電停止を行い、安全が確実に確保された後、作業に着手します。まずキュービクル内・ラック内・管路内など、各施工ポイントで安全養生を行い、既設の高圧ケーブルを切り離します。

  • 高圧端末の取り外し
  • ケーブルの引き抜き
  • 支持金具・ラックの整備

必要に応じて、老朽化した端末箱や支持金具も撤去・交換します。

Step2:新高圧ケーブルの布設・端末処理

更新計画で定めたルートに沿って、新しい高圧ケーブルを敷設します。

  • 管路内へのケーブル通線
  • ラック上での固定(結束・サドル留め)
  • キュービクル内ケーブルの整理・曲げ半径の調整

ケーブル布設後、引込端子に合わせた端末処理(SVT、T形、柱上端末など)を施工します。端末処理後は以下の点などを丁寧に確認し、仕上げを行います。

  • 収縮体の密着状態
  • シースの処理
  • アース線の取り付け

Step3:結線・絶縁試験・導通試験

ケーブル敷設・端末処理が完了したら、各設備への結線を行います。その後、ケーブルの健全性を確認するため、以下の試験を実施し、試験値が基準を満たしていることを確認して、復電に備えます。

  • 絶縁抵抗測定(メガーにて)
  • 導通試験(相間・接地の確認)
  • 端末部の外観点検
  • 必要に応じた耐圧試験(V-t、DC耐圧など)

Step4:復電作業・最終点検

電力会社の立会のもと、受電再開を行います。復電後に以下の点を確認し、新ケーブルが正常に運用できていることを確認します。問題がなければ、更新工事は完了です。

  • 各相の電圧確認
  • ケーブル接続部の発熱・異音の有無
  • ケーブルルートの支持状態
  • キュービクル内の表示・締付状態

恒電社の3つの特長

導入背景・課題・解決

  • 背景
    高圧ケーブル・区分開閉器であるUGSの経年劣化により、交換を検討されている状況でした。
  • 課題
    高圧ケーブルの経年劣化によるリスクは、短絡・地絡事故が引き起こされる可能性があることです。地中埋設配管の場合は、架空配線と異なり直接目で見えないこともあり、内部劣化に気づきづらい特性があります。また、UGSが経年劣化により正常に作動しなかった場合、波及事故のリスクがあがります。今回は更新のタイミングで、近年主流になっているUASへの取り換えを行いました。
  • 解決
    高圧ケーブル・UASへの更新・取り換えにより、事故のリスクを減少させ、安定した運用ができる体制になりました。

ルール・法律・更新目安

高圧ケーブルは20年を超えると絶縁劣化が急増

高圧ケーブルは長期間にわたり負荷電流・雷サージ・過電圧・温度変化の影響を受け続けるため、経年とともに絶縁体が劣化します。特にCVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁)では、水分が侵入することで「トリーイング(樹枝状劣化)」が進行し、最終的には地絡・短絡事故を引き起こす危険があります。

ケーブルの事故は波及事故につながる可能性が高く、復旧にも時間・コストがかかります。安全に電気を使用いただくためにも、定期的な絶縁診断(VLF・タナトス・絶縁抵抗測定等)と、耐用年数20年を目安とした計画的更新が重要です。

地中化・埋設ケーブルは外観確認が困難

地中埋設ケーブルは外観で劣化を判断できないため、内部劣化が進んでいても気づきにくい特性があります。舗装下・管路内・路面下などに敷設されるため、工事の際には占有状況調査や埋設物確認が必要であり、事故を防ぐためにも適切な維持管理が求められます。

とくに水分が侵入しやすい敷設環境(古い管路、老朽化したハンドホールなど)では、劣化速度が早まるケースがあります。

撤去ケーブルは産業廃棄物として適切に処理

撤去された高圧ケーブルは産業廃棄物(廃プラ・金属くず)となるため、産廃処理業者によるマニフェスト管理が必要です。撤去量が多い場合や長距離のケーブルの場合、鉄・銅などの金属回収が可能であり、処理コスト低減につながる場合があります。

仕様・条件

  • 型番:
    高圧ケーブル 6.6K CVT38sq
    UAS UAS80P VT内蔵300A 方向性
  • 施工条件:
    1.現場環境:都内7階建てテナントビル
    現場は都内に位置する7階建てのビルです。屋上にキュービクルが設置され、地上設置のUGSから高圧ケーブルを引き込む構造となっていました。
    2.搬入・据付:施設内EVによる荷揚げとUAS設置
    高圧ケーブルドラムおよび各部材は、停電前に施設内のエレベーターを利用して屋上へ荷揚げしました。ケーブル更新後に、引込キャビネット内へのUAS設置を完了させています。
    3.工程管理:営業中テナントへの配慮と定修完遂
    施工当日にも営業中の店舗があったため、全館停電の影響を最小限に抑える厳密なスケジュール管理を実施。密な連携により、予定時間内に全工程を終了しました。
  • 安全対策:
    作業員はケーブルを送り出す側、巻き取る側、中間地点(3階、および5階)で確認する側それぞれに分かれ、確実な連携をしながら作業を行いました。

    地中引込配管が水道管の近くを通過していた影響で、既設ケーブルが濡れていたため、漏電対策を行いながら施工を実施。貫通部まで確実な処理を施しました。

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