施工事例

PAS(高圧気中開閉器)更新工事|茨城県

投稿日:2025年7月10日
更新日:2025年7月10日

茨城県にある食品会社の高圧関係の管理をされている電気主任技術者の方にPAS(高圧気中開閉器)の更新工事のご依頼をいただきました。
工場が休日の日曜日に作業を行いました。
PAS(高圧気中負荷開閉器)とSOG(地絡方向継電器)の交換は、お客様の受変電設備において波及事故を防止するために非常に重要な工事です。

電力会社・電気主任技術者・電気工事店(㈱恒電社)の仕事の分担についてご紹介をしたいと思います。

PAS・SOG交換における各関係者の仕事分担

電力会社の仕事

停電手配・解除
 工事のために供給を一時的に停止し、工事完了後に再送電を行うのが電力会社の最も重要な役割です。これには、電力会社側の配電用遮断器の操作が含まれます。
責任分界点での作業
 PASは電力会社と需要家の責任分界点に設置されるため、電力会社側の配線とPASの接続・解線作業を行います。
アース線の取り付け
工事の安全確保のため、電力会社の送電線にアース線を取り付けます。
連携・協議
工事の申請や協議を通して、電気主任技術者や電気工事店と密に連携します。

電気主任技術者の仕事

工事計画・設計
 交換するPAS・SOGの仕様決定
 工事計画書の作成、リスクアセスメントの実施など工事全体の計画を立てます。
電力会社への申請・協議
 工事に伴う停電手配や接続に関する電力会社との申請・協議を行います。
監督・立会
 工事中は現場に立ち会い、作業が安全かつ適切に行われているかを監督します。
 特にSOGの連動試験やリレー試験など、重要な試験に立ち会い正常に動作することを確認します。
機器の選定と手配
 需要家の設備状況や電力会社の推奨などを考慮し、適切なPAS・SOGを選定します。
 電気工事店と連携して手配を進めます。
竣工検査
 工事完了後、設備が適切に設置され、機能しているかを最終的に確認します。
保安規程との照合
 交換後の設備が保安規程に適合しているかを確認し、必要に応じて変更手続きを行います。

電気工事(㈱恒電社)の仕事

・既存のPAS・SOGの取り外し
・新しいPAS・SOGの取り付け
・PASとSOG制御装置間の配線工事
・アース工事(PASの外箱など)
・重機の手配・操作: 高所作業車やクレーン車など、PASの交換に必要な重機の手配と操作を行います。
・道路使用許可の取得
・資材の搬入・搬出: 交換に必要な資材を現場に搬入し、撤去した機器を搬出します。
・電気主任技術者との連携: 電気主任技術者の指示に従い、安全かつ効率的に作業を進めます。
・試験への協力: 電気主任技術者が行う連動試験などに協力します。

工事当日の流れ


・電気主任技術者によりキュービクルを開放。→電力会社様がPASを切断
・弊社にてPASを交換→電気主任技術者により耐圧試験→電力会社様によりPAS接続
・電源を投入し確認用電気が点灯するか確認して工事終了
・工場内の機器の確認作業

PAS更新前

PAS更新後

SOG更新前

SOG更新後

高圧設備工事は、㈱恒電社にお任せください

㈱恒電社では、高圧の工事に関する豊富な実績と高度な技術力を持つ専門スタッフがお客様の設備の安全性と信頼性を確保致します。PAS交換では、申請から竣工まですべてワンストップで対応するため、煩わしい細かい連絡や手配についてお客様の負担を最小限にすることができます。ご相談は下記「お問い合わせ」よりお願いいたします。

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