埼玉県 伊奈町 工場の高圧ケーブル更新工事概要
高圧ケーブルの見積もりは、既設ルートを使う前提か、撤去・処分や試験を含むかで金額が変わり、総額を並べても比べられないことがほとんどです。恒電社は現地で配管とルートを確かめ、既設ルートを使えるかを確かめたうえで、工事の範囲が分かる見積もりをお出しします。
伊奈町の工場で、電柱のPASからキュービクルまでの高圧引き込みケーブルを更新しました。
工事の概要
- エリア:埼玉県 伊奈町
- 施設種別:工場
- 施工時期:2021年2月
- 工事内容:引き込み電柱のPASからキュービクルまでの高圧ケーブル(6kV CVT 38sq)の交換、電柱側(屋外用)とキュービクル側(屋内用)のケーブルの端末処理、交換後の絶縁耐圧試験
- 使用した機材:高所作業車
- 作業時間:約3時間
ケーブルと区分開閉器の更新の目安
高圧CVケーブルの更新推奨時期について、日本電線工業会は「水の影響がある場合 10年〜20年」「水の影響がない場合 20年〜30年」としています(高圧CVケーブルの保守・点検の手引、2024年8月版)。経済産業省は2025年6月に、更新推奨時期を15年として管理している事業場が多い一方で、高圧ケーブルの絶縁破壊による波及事故のうち、製造から15年未満のケーブルが占める割合は、2019年度から2023年度にかけて増加傾向にあったと注意を呼びかけています。
PASなどの高圧交流負荷開閉器については、日本電機工業会(JEMA)が屋外用で「使用開始後10年、又は定格負荷電流開閉回数200回」、GR付開閉器の制御装置で「使用開始後10年」を更新推奨時期としています(2023年3月改訂版の報告書)。開閉器の推奨時期は、通常の環境で通常の保守・点検を行って使う場合の目安です。いずれも法律で決まった交換期限や、その年数まで安全に使えることを保証するものではありません。高圧ケーブルは定期的に点検し、劣化の兆候が確認された場合は、推奨時期に満たなくても速やかに更新することが重要です。
交換サイクルは、電気事故により近隣に波及事故を起こさないためにも意識していただくことが大事です。ケーブル交換工事の作業時間は約3時間でした。
高圧ケーブルの種類や水トリーによる劣化、点検の方法を知りたい方は、高圧ケーブルの基礎を解説した記事もご参考ください。
左写真:高圧6600V用CVTケーブルです。低圧600V用とは違い、高電圧に耐えられるように絶縁性能を高められています。
右写真:新しくするケーブルを引き込み電柱からキュービクルまで通線します。既存の配管には雨水が溜まっている場合が多く水分を嫌うケーブルの通線は先端をしっかり防水処理し通線します。通線中にケーブルの先端から水が入るのを防ぐための処理です。
絶縁耐圧試験を行い完了。(交流10,350Vの電圧を10分間かけます)
絶縁の数値が下がってきた、地中の配管に水が入っているかもしれないといった段階でもご相談いただけます。現地調査で既設ルートを使えるかを確かめ、停電切替と更新後の試験まで含めた段取りをご提案します。
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