投稿日:2021年5月31日
更新日:2026年10月15日
更新日:2026年10月15日
比企郡の工場 PAS・高圧引込ケーブル更新工事の概要
高圧需要家のPAS(気中負荷開閉器)と引き込みケーブル更新工事のご依頼をいただきました。
電柱上のPASを、VTとLA(避雷器)を内蔵した方向性PASに交換し、高圧引込ケーブルも同じ工事の中で入れ替えました。作業は営業時間に重ならない夜間に行いました。
工事の概要
- エリア:埼玉県 比企郡
- 施設種別:工場
- 施工時期:2021年5月
- 工事内容:PAS(PT・LA内蔵型方向性PAS)更新/高圧ケーブル入替工事(屋外露出配管のルートを新設)
- 施工時間:夜間 2:00〜8:00(停電を伴う作業。始業前に送電再開)
- 施工条件:高所作業車を使用。電気主任技術者様に立ち会っていただき作業
- 対象施設:高圧受電設備を保有する需要家様
工事のポイント
- 夜間の停電で営業を止めない:停電を伴う更新工事を早朝2:00〜8:00の作業時間内に行い、始業時間には通常どおり営業できるよう終えました。
- PASとケーブルを同時更新:電柱上のPASと高圧引込ケーブルを、同じ工事の中でまとめて交換しました。
- 交換後の試験を当夜に実施:DGR(地絡方向継電器)の試験と絶縁耐力試験を、工事と同じ夜に行いました。
更新した設備の仕様
今回は、受電の入り口にあたる電柱上のPASと、高圧引込ケーブルを新しくしました。
- PAS:方向性(地絡方向継電装置付き)、定格電流300A、VT・LA(避雷器)内蔵
- 高圧引込ケーブル:6kV CVTケーブル 38sq
- ケーブルの端末処理:屋外・屋内の端末処理を実施。VCT側の端末処理も行いました
- ケーブルの経路:屋外露出配管のルートを新設し、保護材でケーブルを保護
PASがどんな役割を持つ機器なのか、引き込みに使うCVTなど高圧ケーブルの種類と構造を知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
現場の制約と施工の方法
- 日中の営業時間に重ならないよう、作業時間を早朝2:00〜8:00とし、その中で停電を伴う更新工事を行いました。
- PASは電柱の上にあるため、高所作業車を使って既存のPASを撤去し、新しいPASを据え付けました。
- 引込ケーブルは、新しく設けた屋外露出配管のルートで敷設し、保護材で覆いました。既存のケーブルは撤去しました。
- 端末処理を終えたあと、DGRの試験と絶縁耐力試験を行い、送電を再開しました。工事には電気主任技術者様に立ち会っていただきました。
- 電力会社への申請は恒電社で行いました。
土日や夜間工事も対応可能
今回の工事は、日中の営業時間に重ならないようにするため、夜間作業にて行いました。
恒電社では、お客様のご要望に応じて、夜間工事や土日の工事も対応しております。PAS・UGSの工事の内容は下記ページでご確認いただけます。
PASやUAS(UGS)は交換作業そのものが短時間でも、電力会社との調整と停電日程の確保に時間がかかり、工事日が見通せないことがあります。恒電社は電力会社への申請も含めて更新工事を進めます。
施工プロセス

電力遮断・安全確保→既存PAS撤去

屋外露出配管ルートを新設し、高圧ケーブルを敷設

既存ケーブルを撤去→PAS据付・端末処理

VCT側の高圧の端末処理を行い完了
この後DGRと絶縁耐圧試験を行う
計画通り始業時間には通常営業ができるよう終了
高圧ケーブルを入れ替えるときの手順や、停電の段取りを工事の前に把握しておきたい方は、高圧ケーブル更新工事の手順を解説した記事もご参考ください。
お問い合わせはお気軽に
PAS交換や高圧ケーブルの入れ替え工事についてご検討される際は、お気軽にお問い合わせください。
関連記事はこちら|PAS・UGS更新工事の流れ
- PAS・UGS交換工事の手順と流れ|見積りから停電・復電、費用の内訳まで[東京電力管内・設備オーナー向け]:PAS・UGSの交換を見積りから停電・復電、支払いまで段階ごとに整理しています
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