埼玉県 鴻巣市 医療関連施設のPAS(高圧気中開閉器)交換工事の概要
PASやUAS(UGS)は交換作業そのものが短時間でも、電力会社との調整と停電日程の確保に時間がかかり、工事日が見通せないことがあります。恒電社は電力会社への申請と停電日程の調整を含めて更新工事を進めます。
工事の背景
経年劣化による高圧気中開閉器の交換工事を行いたいとのご依頼を受けました。
工事の概要
- エリア:埼玉県 鴻巣市
- 施設種別:医療関連施設
- 施工時期:2020年12月
- 工事内容:電柱上のPAS(高圧気中開閉器)1台の交換(引き込み高圧ケーブルは既設のものを新しいPASに接続)
- 作業の時間帯:日中(電力会社に依頼して停電にしたうえで作業)
- 施工条件:歩道を規制する道路使用許可を所轄の警察署へ申請、高所作業車を使用
実際の作業
作業を行う際は、安全に工事を行うために電力会社に依頼し、停電にしなければなりません。工事時間をできる限り短時間で、そして安全に作業を行うことに注意して行いました。
PASの更新工事を希望しているけれど、何から手を付けていいのかわからないと感じていらっしゃる方はぜひ、下記の記事を参考にしていただければ幸いです。
PAS(高圧気中開閉器)交換工事
交換したPASと、この施設の受変電設備
新しく取り付けたPASは、戸上電機製作所製の300Aの機種です。定格電圧は7.2kV、定格短時間耐電流は12.5kAです。PASを動かす制御装置(SOG)は、地絡方向継電器を組み込んだ方向性のものです。
施工当時の図面では、既存の受変電設備に三相50kVAと単相20kVAの変圧器、30kvarの進相コンデンサなどが記載されています。今回の交換対象は電柱上のPASで、PASから既存の受変電設備までの引き込み高圧ケーブル(6.6kV CVT 38sq)は既設のものを使い、端子を新しい圧縮端子に替えて新しいPASに接続しました。
PASとSOG制御装置がそれぞれどんな役割を持つのかは、以下の記事で解説しています。
現場の条件と、交換後の試験
PASは電柱の上にあるため、高所作業車を使って交換しました。あわせて、歩道を規制する道路使用許可を所轄の警察署へ申請しました。
交換の作業は、電力会社に依頼して停電にしたうえで行いました。古いPASを取り外して新しいPASを取り付け、引き込み高圧ケーブルの3本の導体に新しい圧縮端子を付けて、PASの端子につなぎ直しました。
交換後は、PASの絶縁耐力試験と地絡継電器の試験を行いました。絶縁耐力試験では試験電圧10,350Vをかけ、結果は良好でした。試験の前後に測った絶縁抵抗は、どちらも4,000MΩ以上でした。地絡継電器は、動作電流・動作電圧・位相特性・動作時間の各試験を行い、いずれも良好でした。
PAS・UAS(UGS)の工事の事例を、工期や停電時間、工事のきっかけで比べたい方は、事例をまとめた記事もご覧ください。
近隣の事故のたびに自社だけ復電しない、古い建物で区分開閉器が付いていないといった状態が気になる段階でもご相談いただけます。現地で引込の状況を確かめ、更新や新設の進め方をご説明します。
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