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キュービクルのSC(高圧進相コンデンサ)交換工事|埼玉県 さいたま市

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キュービクル新設・更新・撤去・修繕

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#埼玉県 #工場
投稿日:2024年4月22日
更新日:2026年10月3日
高圧進相コンデンサ(SC)交換工事 | 埼玉県さいたま市

埼玉県さいたま市 高圧進相コンデンサ(SC)交換工事の概要

キュービクル内に新設した高圧進相コンデンサ
高圧進相コンデンサの交換工事(恒電社)

さいたま市にある企業様より高圧進相コンデンサ交換工事のご依頼をいただきました。

キュービクルの点検報告書などで「SC」と書かれている機器が、この高圧進相コンデンサです。モーターなどの機器が使う無効電力を打ち消して、受電点の力率を改善する役割があります。

高圧受電設備の中に設置される「コンデンサ」と呼ばれる機器は、老朽化したコンデンサの使用を続けると突然の事故を引き起こす可能性があるため、定期的な点検と更新が必要です。

高圧進相コンデンサ(SC)とは

高圧進相コンデンサは、「Static Capacitor」の略称から「SC」とも呼ばれています。キュービクルなどの高圧受電設備で使用される電気機器です。

モーター(電動機)や変圧器のようにコイルを使う機器は、仕事に使われる電力(有効電力)のほかに、仕事に使われない電力(遅れ無効電力)も電力会社側とやり取りしています。進相コンデンサは、この遅れ無効電力をコンデンサの進み無効電力で打ち消し、受電点の力率を上げます。使用する有効電力と電圧が同じであれば、力率が上がると、コンデンサの接続点より電源側(電力会社側)を流れる電流が減ります。

東京電力パワーグリッドの託送供給等約款では、高圧で受電する場合、力率が85%を上回る1%ごとに基本料金を1%割引し、85%を下回る1%ごとに1%割増しします。料金の算定に用いる力率は、毎日午前8時から午後10時までの時間における1か月の平均力率で、進み力率となる瞬間の力率は100%として扱います。なお、まったく電気を使用しない月の力率は85%とみなします。契約中の料金メニューに力率割引・割増しがあるかどうかは、契約先の電力会社の約款や契約書で確認が必要です。

力率と電気料金の関係や、交換するときに直列リアクトル・容量まで確認する理由を詳しく知りたい方は、進相コンデンサ(SC)の役割と交換時期の目安を解説した記事をご覧ください。

老朽化したコンデンサの使用によるリスク

日本電機工業会(JEMA)の報告書によると、高圧進相コンデンサはケースが封じ切りのため内部劣化の点検・試験が難しく、劣化・故障した場合は更新する以外に性能が戻らない機器です。劣化には温度・電圧・電流が影響し、油入りのコンデンサの劣化現象の例として、静電容量の変化や絶縁耐力の低下、油漏れなどが挙げられています。老朽化したコンデンサには、次のようなリスクがあります。

・力率改善の効果の低下:静電容量が変化すると、設置したときと同じ力率改善の効果が得られなくなることがあります。

・電力料金への影響:力率割引・割増しがある料金メニューでは、力率が下がると基本料金の割引が減ったり、割増しになったりします。

・突発的な事故:JEMAの報告書は、電源機器が寿命を終えるときは静かに機能を停止することは少なく、ほとんどの場合は絶縁破壊などの事故を伴うため、突発停電が避けられず、ケースによっては二次災害や波及事故を招きかねないとしています。

恒電社では、高圧進相コンデンサの交換を含むキュービクルの部分更新・全体更新の工事を行っています。対応している工事の範囲と進め方は、以下のページで確認できます。

交換前と交換後

キュービクル内の高圧進相コンデンサを、新しいものに交換しました。

交換前の高圧進相コンデンサ(キュービクル内)
交換後の高圧進相コンデンサ(キュービクル内)

高圧進相コンデンサの更新時期と交換工事のご相談

進相コンデンサは、電源を入れた瞬間に充電が始まるため大きな突入電流が流れます。コンデンサメーカーの指月電機製作所は、この突入電流がコンデンサの寿命を短くすることがあると説明しています。また、JEMAの報告書によると、高調波の流入による過電流などで発熱量が増加すると、熱的な劣化が進みます。

安全に電気を使用いただくため、また思わぬ重大事故や波及事故を防ぐためにも、定期的な点検と、JEMAが示す更新推奨時期(15年)を目安とした計画的な機器更新が欠かせません。更新推奨時期は製造者の保証値ではなく、通常の環境で通常の保守点検をしながら使った場合に、新品に交換したほうが経済性を含めて一般的に有利と考えられる時期です。

コンデンサの点検は、月次点検・年次点検を担当する電気主任技術者が行います。点検報告書でコンデンサの交換を勧められた、銘板の製造年から15年以上たっている、といった段階でご相談ください。恒電社は交換工事を担当し、直列リアクトルや放電コイルの年数、コンデンサと直列リアクトルの規格・組み合わせの適合性、今の負荷に合った容量、停電の日程もあわせて確認したうえで、交換する機器の範囲と進め方をご提案します。

関連記事はこちら|キュービクル更新工事の流れ

コンデンサの交換をキュービクル全体の更新とあわせて検討する場合の工事の流れと、お客様(設備オーナー)が準備することは、以下の記事で解説しています。

キュービクル更新工事の流れ 結局、お客様(設備オーナー)は何をすれば良い?

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